院長コラム 『日々の所作』2022.2.11

院長コラム『日々の所作』

今日は、『日々の所作』について、僕自身がこだわっていることについて、お話したいと思います。


所作とは、辞書で調べると、行い、ふるまい、身のこなし、身ぶり、しぐさ、動作など、色々と書かれていますが、ふるまい、身ぶりということなんだと理解しています。


日々、診療していく中で、患者さんの目やお顔に触れながらの診察にどうしてもなりますので、清潔にするのは勿論、なるべく所作を美しくしたいという意識を持っています。


具体的に言いますと、器具や機械、ボールペンは丁寧に扱い、なるべく静かに置くことであったり、患者さんからメガネをお預かりする時はケースで受け取り、そのケースをできるだけ丁寧に、静かに、ゆっくりと置き、その動作もなるべく丁寧かつ綺麗に見える様、意識してしています。これは、誰でも自分の持ち物は、大切に扱って欲しいという想いがあると想像するからです。


中でも最も気を遣っているのは、お顔に触れる時です。最も丁寧にと心がけています。


これは当院で行なっている白内障手術においても同じ考えを貫いています。


白内障手術は手術台に寝て頂きます。その時はそれから未体験の手術が始まりますから、緊張も不安も最高潮の中に患者さんはいます。そんな中、もし強いタッチで雑に目の周囲を触れたら、どう思うでしょうか。


不快であるだけでなく、それから行われる白内障手術にもしっかりと綺麗にやってもらえるのか、とても不安な気持ちになるのではないかと想像します。この時点で不安に思いながら手術をうけるか、安心して手術を受けるか、これはとても大きな違いになってくると思っています。


なので、手術の白内障手術を始める前の準備段階こそが、手術の最も大切な時間と僕は考えています。


手術の準備段階で、ドレープという目のところだけ穴の空いた清潔なシートをお顔に貼らせて頂くのですが、その時は細心の注意を払い、優しいく触れ、優しい気持ちで貼っていく様に心がけています。また。そのシートを広げる時もゆっくりと音が立たないくらい丁寧に広げます。


そして、目を瞑って、『あなたのために自分の全力を尽くします』と心の中で呟いてから、手術を始めていきます。


目の中ので、患者さんには見えない部分も究極まで丁寧に他の眼科医が見ても綺麗だと思えるレベルまでこだわって手術をすることを胸に秘め、自分を戒めて手術をしています。終わって自分の全てを出し切って、やり切ったと患者さんにも言えるように、常に全力を尽くしています。


今日は、『所作」について、お話ししました。はるやま眼科にいらっしゃる時は意識して感じてみてください。こだわりを感じて頂けるのではないかと思っています。


『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。

今日も一日いい日になりますように。