院長ブログ 『葉組み』って知ってますか。
みなさん、『葉組み』という言葉を知っていますか?
このブログで以前、シクラメンを育てているということを御紹介したことがありますが、今まさにシクラメンの花が咲き始めています。
シクラメンは本当に沢山のツボミができるのですが、成長し始めの小さな背丈のツボミは花をつける前に大きな葉っぱの陰に隠れて日光を受けられず枯れてしまうことがあります。
それを見ていてどうにかしたいと思い、大きな葉っぱを脇によけて、小さな背丈のツボミに日光が当たるように工夫していました。
調べてみると、これは、大きな葉の下に隠れているツボミに日光を当てるため方法として『葉組み』というのだそうです。
鉢の中央に群がる大きな葉っぱを、鉢の外周に生えている葉の茎に引っ掛けるようにして組み込み、外側に倒すようにもっていくのです。
こうすると鉢の中央部分は、短い丈のまだ成長していないツボミが顔を出し、日光が当たりやすくなります。すると徐々に大きく成長し、花を咲かせてくれるのです。
これは、人間社会において若者をどんどん登用して大きく育てていくことに似ているなあと思いました。僕自身もまだまだ小さい背丈のツボミですが、これまでに何人もの方に『葉組み』によって育てて頂きました。そんなことを思いながら、感謝の気持ちをあらたにしました。
また、僕もいつかそのような事が出来るような人間になりたいと思っています。それがお世話になった方々への恩返しになるのかなあと思っています。
植物はいろんなことを教えてくれるので、自分の中の静の部分として大切にしています。
今日もいい笑顔、いい一日になりますように????。