院長コラム 『丁寧に歩く』

『丁寧に歩く』

先日、ダイエットは丁寧に生きることなのではないかとお話ししました。

丁寧な生活の中に冷静な判断が宿り、自分の体重を冷静に見つめることが、ダイエット継続に良い影響を与えるのではないかと書きました。

僕はゴルフをやっています。ゴルフといえば、ボールを遠くに飛ばすことが、最大の魅力のひとつ(実はやればやる程そうではないと思ったりするのですが)です。

では、どうすればボールを遠くに飛ばせるのか。

それは単純に速く振ることなのですが、僕の様な下手っぴは速く振るとまずグラフの芯に当たらないんです。その結果、ボールは曲がったり、飛ばなかったり、思うようには飛んでくれないのです。

僕が習っている先生はよくおっしゃいます。

『フルスイングは思いっきり振ることではないんですよ。最初から最後まで加速せずにゆっくりスイングすることなんです』と。

これは、力の限り振るのではなく、手の力を抜いて力まずゆっくりと最初から最後まで綺麗にスイングすること、これがグラフをうまく効率的に使い、芯に当てることですと。結果的、方向も良く、飛距離も出るんだとのことなんです。

でも、よく考えたら、スポーツはなんでもそうです。陸上でも水泳でも習っているのは力まずリラックスした綺麗なフォームですよね。ガムシャラでなくホームを丁寧に意識することをコーチに教わっているんだと思います。

でも、そうは言っても、実際はなかなかうまくいかないものです。

最近ひとつ気が付いたことがあります。それは、生活の中で丁寧に行う習慣をつけることが、ゴルフの丁寧にゆっくり振ることにもつながるのではないかということです。

そこで、歩く時に『丁寧に歩く』ことを意識する事にしました。かかとから地面を捉えて、靴全体をゆっくりと踏み締めて、爪先へと抜いていく。これをやると歩幅が自然と広くなり、膝も伸びますので、気持ちですがカッコよく歩けている気がして、気分も良いんです。

丁寧な生活、日々の所作を丁寧にすることは、たぶんいろんな面で良い効果を示すのではないかと思っているこの頃です。実験結果はまた後日、このコラムに書きたいと思います。

『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。

今日も一日いい日になりますように。