院長コラム 『子供が泣きながら、周りを和ませる超秘策』
『子供が泣きながら、周りを和ませる超秘策』
外来で待ち時間が長くなると、小ちゃなお子さんが泣き始めてしまうことがあります。
こんな時、一番大変なのがやはりお母さんです。
泣く子供を泣きやませようと必死になって、抱っこをしたり、気を散らせたりとてんやわんやなのをよく見かけます。
ある日の午後の外来。
次の順番を待つ子供が泣き始めてしまいました。するとその後その子の鳴き声が、『アワ、アワ、アワ、アワ』と変な声に変わっているんです。
よく聞くと、お母さんが子供の口に手を当てたり離したりを繰り返しています。ちょうどインディアンが雄叫びをあげるような感じでやっているんです。
外来をやりながら、ついクスッと笑ってしまいました。たぶん、待合室にいた方も笑ってしまったのではないかと思います。
診察時にそのお母さんに尋ねてみると、そのお母さんは3人のお子さんを育てていて、その中で得たテクニックなんだそうです。
ピンチを笑いに変える素晴らしい方法だと思いました。とにかく周りの雰囲気が一瞬にして和やかになるんです。
子供もお母さんに『アワ、アワ、アワ』をされながら、楽しんでいるのか、泣いていない時も自分の手で『アワ、アワ、アワ』とやっていとの事でした。
これ、かなり笑える話ですよね。
子育ては、本当に大変と思います。
しかし、発想を変えて、こんな笑いのスパイスを散りばめ楽しんでしまうと決めたら、案外面白い工夫があるのかもしれないと思ってしまいました。
お母さんおそるべし、母強しと、感心してしまう出来事でした。
『うれしい、楽しい、大好き、幸せ、ついてる』いい言葉を使って、自分も周りも幸せにしちゃいましょう。
今日も一日良い日でありますように。