院長コラム 『思い出に残ってることって、どんなこと』2024.12.14

院長コラム 『思い出に残ってることって、どんなこと』

家族で車で出掛けている車中で、よく昔話になったりします。そんな時に決まって話題になるのは、途中で引き返したくなるも山頂まで登って気持ち良かったこと、神秘の岩を目指して天候が悪い中歩いたこと、なかなか予約が取れずやっと行けた洋食店など、苦労して辿り着いた経験についての話がとても多い気がしています。思い出として強烈なインパクトを残しているからなんだと思います。

食事に関しても同様で、キャンプ場まで行ってテントを張って、丸どりを焼いたり、ダッチオーブンで蒸した野菜の美味しさが忘れられない、自分で釣りに行って釣ったキスの天ぷらがとても身がふっくらでとっても美味しかったなど、結局苦労して手にしたものが楽しい記憶、思い出として残っているんだなあと改めて思います。

先日ある講演会で、『心や感性を豊かにするには、非合理なことをやること』という話を聞きました。

その内容は、心や感性を豊かにするには、非合理的な経験、時間や手間もかかる経験が必要だというものでした。

現代の風潮は本屋さんに行くと平積みされている本を観察することで分かると言われています。どんな分野でも短期間で最大の効果を得る方法を説明した本が沢山置かれていることに気がつくと思います。

『いかに短時間で』、『いかに効率良く』、『無駄なことをせずに』、『楽にできる』。こんなキーワードが共通していて、いかに合理的にことを進めることが求められています。いわゆる合理性です。

🟣キャブに行って、バーベキューをする

🟣山の頂上にある神社にお参りに行く

🟣パンを一から手作りで作ってみる

🟣遠方の漁港まで行って海の幸を食べる

🟣忙しくても、あえて旅行に行ってみる

🟣予約の取りづらいレストランに行ってみる

 (待っている時間は楽しいものです)

上記の全ては面倒くさいことです。全てがそこまでしなくても実現は可能なことばかりです。バーベキューなんて、片付けも大変だし、わざわざってやらなくても家で食べれば良いよねと思っちゃうかもしれません。

でも、その先にこそ、自分の心や感性を豊かにする本当の楽しさ、美味しさ、行動してこそのハプニング、思いがけない出会いや新たな発見があるのかもしれません。

心や感性を豊かにする非合理的な経験とは、同時に記憶や思い出に残るんだと思います。繋がってるなあと感じました。

日々合理的な中で生きている我々は、そろそろ非合理的な良さを再認識する時期が来ているのかもしれません。

あえて少し苦労して面倒くさいことをやってみる。そこには新しい発見があるかもしれません。是非、皆さんトライしてみてください😊。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。😃😊🍀

『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。

今日一日が良い日でありますように😃😊😀🍀🔵