院長コラム 『後悔しない人生を送る』2025.1.17
院長コラム 『後悔しない人生を送る』
今日のコラムは、『後悔しない人生を送る』です。
皆さんはメジャーリーグ野球で大活躍している投手のダルビッシュ有選手をご存知でしょうか。昨年のワールドシリーズでは、ダルビッシュ有選手が、ロサンゼルスドジャースとの対戦で大谷翔平選手を完全に抑えたシーンは、圧巻でした。技術だけでなく、精神的にも成熟し、まさに日本を代表する野球選手と言っても過言ではない選手です。野球が好きなので、紹介からつい熱くなってしまいました。
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今日は、ダルビッシュ有選手がYouTubeで語っていたある印象的な話を題材にして話したいと思います。
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ダルビッシュ有選手は、東北高校に在籍し、高校二年生の時に甲子園で準優勝、高校3年間で優勝はできなかったものの、奪三振ショーを繰り広げ、プロ注目の選手となりました。その後、ドラフト一位で北海道日本ハムファイターズに入団しました。
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大注目の選手となったダルビッシュ有選手でしたが、入団直後に高校時代に喫煙していた写真が週刊誌に掲載され、波に乗れずプロ野球に入って数年は期待通りの活躍ができませんでした。ちょうどその頃、彼の頭に浮かんだのが、今回の凄い話しです。
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ここらからは、ダルビッシュ有選手がYouTubeで語っていたコメントを分かりやすく解説します。
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ある日、ふと頭に浮かんだんだそうです。
当時20歳だったダルビッシュ有選手、40歳になった自分が急に頭に浮かんだんだそうです。練習もろくにせず、ある程度の成績でパッとしない野球人生を送り、40歳で引退して野球人生が終わる自分を。その40歳の自分の前にある老人が現れるんだそうです。
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その老人は彼にこう語りかけます。『一回だけ20歳の頃にお前を戻してあげるから、人生をやり直してきなさい』と。
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そこで彼は思うんです。40歳になった自分、自分の中にある沢山の後悔がある。もし20歳に戻れたなら、必死になってその後悔の思いを解消し、理想の人生にしたいと思うはずだと。そこで考えます。
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ここからがダルビッシュ有選手が他の誰とも違う発想力の凄い所です。彼は、その時20歳でしたが、今の自分は、40歳になって老人の力で20歳に戻された2回目の20歳の自分だと思って生きる。そう考えたんだそうです。
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そう思ってからは、とにかく後悔しない人生を送ろうとやれることは全てやり尽くすことに決め、覚悟を持って人生を送ることにしたんだそうです。
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その結果が、今のダルビッシュ有選手なんです。一度、後悔の沢山ある人生を送った自分を妄想し、今の自分はやり直しの2回目の人生を送っているんだと思って、今の人生を大切に送る。これ凄い発想です。それを今のご自身の人生で完全にやり切って実践しているその決意がまた凄いです。
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僕はこのダルビッシュ有選手の話を聞いて、僕も80歳になった自分が老人に会って、今に戻してもらったと考えてみました。そうしたら、ダラダラ過ごす無駄な時間はとても勿体ななく思え、やりたいと思いつつもずっとやらずしまいで実現できていないことを、毎朝早く起きてやっと着手することができています。朝も早起きが出来るようになりました。今の自分を継続すれば、80歳になった時は頑張って良かったと思えるのではないかと、ワクワクしています。
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大袈裟でなく、自分が死んだ時、最後に後悔することはどんなことなのか、一度考えてみる。そこで頭に浮かんだことを今日からやる。シンプルにこれなんだろうと思います。
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これは、自分が20歳であろうが、90歳であろうが関係はないかもしれません。あの人に会いたい、家族や友人と楽しいひと時を過ごしたい、行ってみたかった場所に行ってみる、英語を話せるようになりたい、あの資格を取りたい。
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時間を作って決意を決めればできることを、時間がないから、忙しいからを理由に放置していたら、きっと後悔するのではないでしょうか。
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年齢によって体力的な問題はあっても、できる範囲で行動を起こすこと、その行動こそが人生をより充実させ、後悔のない人生を送ることに繋がるのではないかと思っています。
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今の自分は、20年先から戻ってきた2回目の自分。そこを生きていると思って、人生をやり切ってみる。もう僕は2回目の人生を生き始めています。是非。
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今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。診察の時にコラムの感想を言って頂くこと、とても励みになっています。心から嬉しく思っております。今後も頑張って書き続けますので、楽しみにしていてください😃😊🍀。
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『うれしい、楽しい、大好き、きっと上手くいく、ついてる』良い言葉を使って、自分も周りの人も幸せにしちゃいましょう。
今日一日が良い日でありますように😃😊🍀🟣。