院長コラム 『神は細部に宿る』
『神は細部に宿る』
毎朝、はるやま眼科に出勤して、僕が必ず日課にしている事は、診察室の掃除と診察台、レンズを磨く事です。
これは僕が、東京女子医大糖尿病眼科に在籍している時に、医局のボスである北野滋彦教授が毎朝一番に出勤されて必ずされていることでした。
当時、教授は毎朝必ずやっていて凄いなと思い続けていましたが、実行はしていませんでした。
しかし、3年前に開業して診察室の掃除を毎朝の日課として始めてから暫く経った頃、診察台とレンズが何となく気になったので、磨き始めたんです。
最初はただ磨いているだけだったのですが、ある日あることに気づいたんです。それは、丁寧にレンズを磨く日は、いつもより所見が細部まで見える気がしたり、なぜか集中力が増し、診察全てに好影響があるように思えたのです。ハッとしました。レンズを磨くということは、こういう事だったのかと。
『神は細部に宿る』と言いますが、もしかしたらこんな事なのかと思いました。北野教授は何も語りませんでしたが、きっとこんな想いで毎朝黙々とレンズを磨かれていたのかと思うと痺れました。自分はまだまだなんだなと思い知らされました。
これからも細部を大切に
毎朝レンズを磨きたいと思っています。
今日も笑顔で良い1日になりますように????。